
A restoration of a Meiji-era public bathhousecalled Kosouyu has been completed
in the Yunokuruwa area of Yamashiro Onsen.

Introduction
古の癒しが息づく場所、湯の曲輪
A place where the ancient healing spirit still breathes — Yunokuruwa
江戸時代の温泉場では、共同浴場「総湯」を中心に湯宿が立ち並び、まちが形づくられていました。山代温泉では、早くから総湯の湯を引いた「内湯」付き湯宿もありました。配湯管に松が使われ、湯を遠くへ送れず、湯宿は総湯周辺に集まりました。こうしてできた一帯は「湯の曲輪(ゆのがわ)」と呼ばれ、北陸特有の表現です。
芸術と美食の源泉、魯山人が目覚めた地
The land where Rosanjin awakened — a source of art and gastronomy.
大正時代、のちに書や陶芸、美食の世界で名を馳せる北大路魯山人が山代温泉に滞在しました。無名の書家だった彼は、美しい器や地元の美食、日本の美意識に触れ、「器と料理は一体である」という哲学を育みます。現在も彼が過ごした「魯山人寓居跡 いろは草庵」が残り、その足跡に触れることができます。
伝統と芸術が交差する、色絵磁器の里
The home of overglaze-painted porcelain — where tradition and art intersect.
山代には、九谷焼を再興した「吉田屋窯」というもう一つの誇るべき歴史があります。吉田屋伝右衛門が1824年に開いたこの窯は、九谷五彩の中でも緑・黄・紫・紺青の彩色が特徴の「吉田屋風」で知られました。短期間で閉窯しましたが、その様式は後の九谷焼にも影響を与え、日本陶芸の一翼を担いました。
